ザ・ベストイメージング・コンテスト優秀作品
第14回 2023年
最優秀賞
渡邊 幸信 (日本大学医学部内科学系消化器肝臓内科学分野)
診断名:上腸間膜動脈乖離
患者:50歳代 男性
使用機種:GE
Healthcare LOGIQ
E10
周波数:9.0
MHz
コメント(術者の一言)
上腸間膜動脈の全体像を描出しつつ、上腸間膜動脈内のFlap、偽腔と本腔の血流シグナルの分離が綺麗に描出できました。
優秀賞
田實 紗生 (大久保健診センター)
診断名:早期S状結腸癌(粘膜内癌)
患者:50歳代 男性
使用機種:Canon Aplio
i600
周波数:3.5MHz
コメント(術者の一言)
健診超音波にて大腸内に50mm大の血流信号豊富な充実性腫瘍を認めました。過去5年便潜血陽性だったため、消化管の悪性病変を考慮し走査した結果、描出することが出来ました。壁の層構造は保たれており、これまで認識していた大腸癌のエコー像とは異なるものでした。 精査結果と対比し、有茎性腫瘍で茎部と頭部が描出されたことがわかりました。有茎性の大腸癌のエコー像を知る良い機会になりました。
特別賞
山崎 直美 (医療法人順風会 順風会健診センタ-)
診断名:胆管腫瘍疑い
患者:60歳代 女性
使用機種:FUJIFILM ARIETTA
850
周波数:6.0MHz
コメント(術者の一言)
胆嚢内はデブリが充満し、通常操作では確認ができませんでした。総肝管と胆嚢管及び下部胆管にかけて壁肥厚を認めました。粘膜面と層構造の不整を伴い、胆管壁外側の高エコーは保たれているものの、胆管腫瘍を疑いました。。
|